荏胡麻
荏胡麻(えごま)をご存じでしょうか?
TV番組などで体脂肪を燃やす油として、知っているかもしれませんね。
私は、近くで荏胡麻を栽培している農家がけっこうありますし、そうめんのタレに使ったりしてますので知ってましたが、脂肪を効率よく燃やすとか、抗ガン作用や抗アレルギー作用があるとは知りませんでした。
荏胡麻は、シソ科の植物で、「え」「しろじそ」「じゅうねん」とも呼ばれます。うちの方では「じゅうねん」が一般的な呼称ですね。「じゅうねん」という呼び方は荏の中国語読み「jen」や韓国の全羅南道方言「jin」によるものだそうです。高さは1メートルほどで、8月から10月にかけて開花します。秋になるとゴマに似た小さな実を結びます。その種子からしぼり取られた油が「えごま油」です。
葉はシソに似ており、香りがよく、タンパク質や脂質・繊維カルシウム・ビタミンB1・B2などの成分がたっぷりと含まれた植物です。ハーブということになりますかね。丸みがあり風味はゴマよりも強く、炒ってから摩り下ろし、和え物、そうめんなどのタレや、油を絞って料理に使われています。脂質に含まれるα−リノレン酸が、がん抑制や抗アレルギー作用をもつことから、現代、健康食品としても注目されてます。
菜種油・大豆油など一般の植物油に含まれるアルファ-リノレン酸は約8〜12%。一番しぼりえごま油は何と約61%。 このアルファ-リノレン酸が余分な油を分解するのだそうです。
タレにするのは面倒という方や、毎日食べたいという方は、毎日スプーン一杯づつ飲んでも良いそうですし、ドレッシングやかくし味、パンにつけるなどしても良いそうです。
食用にも使われていますが、その昔には燈油として使われていたんですね。時代劇なんかで皿に油があって、芯に火がついていてチロチロと燃えているあれです。有名な人で美濃の戦国大名になった斎藤道三なんかはこの荏胡麻の油売りだったと言われています。江戸時代に入ると荏胡麻ではなく、採取しやすく明るい菜種油に取って代わったので、荏胡麻はだいぶ衰退したようです。しかし、ここ数年でしょうか、荏胡麻が健康食品として見直されてきてます。
ということで、今日は、荏胡麻油をご紹介します。
無添加 黒しその実100% 伊佐しぼり えごま油 160g(税込み1,890円)
福島県阿武隈高原の自営農場で、丁寧に育てた「えごま」だけを使用。セラミック遠赤外線で焙煎し、圧搾法により一番しぼりしたものです。
エゴマ油 150ml×2本(税込み4,830円)
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